一口にイラストと言っても様々な種類のイラストがあり、それぞれに描き方や特徴が異なります。 例えば、風景画だったり人物画だったり、キャラクターものだったり人それぞれに得意としている分野も違ったりします。 また、表現幅も非常に多く、例えば人物画といってもリアルなデッサンから、デフォルメされたアニメチックな人物画やアメリカンコミックのような画風もあったりと、その表現の幅は無限にあると言っても過言ではありません。 世の中には何万人、何十万人とプロのイラストレーターがいるのですが、たとえ同じテーマのイラストをオーダーしたとしても、完成したイラストはまったく異なるものとなるのは当然と言えるでしょう。 プロのイラストレーターたちには、それぞれ自分の個性・画風というものを持っています。 それこそ100人がイラスト 制作した場合、100通りの画風があるといっても過言でなく、画風・絵柄は人それぞれ異なるものなのです。 もちろんそれはどれが良い・悪・正解・不正解という話ではありません。 突き詰めると好みの問題になってきますので、そこは自分の個性として尊重していくべきなのです。 線や色使い、塗りの方法、デジタルの使用ツールなどなど、人それぞれの表現方法とクセがあるので、まず自分がどういう画風・個性のイラストレーターを目指すのか考えてみましょう。 その為に大切なことは、やはり多くのイラスト作品を見ることです。 自分の刺激になりますし、何よりその中で自分が目指したい画風を見つける引き出しを多く培うことになります。 イラスト 制作の世界にもその時代で流行もあり、また、イラストレーターの数だけ個性もありますので、その中で自分の目指す個性をみつけることは、すごく大変なことかもしれません。 小さいものから大きなものまで様々な個展に足を運んでみるのも良いですし、ネットで日々アップされているデジタルイラストを見るのも良いでしょう。 好きなイラストレーターさんを手本にしていたとしても、どこかしらに自身の中にある潜在的な意識で個性が出ていますので、それらを参考に自分の画風を磨いていってください。 描きたい絵と好きな絵は違うなんてことがよくありますが、それでも目指すべき画風が1つでもあれば、最終的に望んだ画風の通りにたとえならなくても、必ず前に進むことが出来ると思いますので、がんばってください。